
田尻の家~車いすのご夫婦の家~
設計するということは、その建て主さんの生活をデザインするということ。
車いすのご夫婦の家、自閉症児の療育のための住まい、中途視覚障害をお持ちの方に配慮した住まい等、私たちは様々なテーマに取り組んできました。
バリアフリーという言葉が、まだ広く浸透していなかった頃の車いすのご夫婦の家から始まり、このような方々の住環境に対する指針は明確にされておらず、何よりも情報が公開されていないなかで、模索を続けました。
建材メーカーに問い合わせても、「それは、タブーな領域ですよ」と一蹴されることもありました。
中国では、夢想改造家というリフォーム番組で
脊髄小脳変性症の方の家(害怕未来的家)
自閉スペクトラム症の方の家(孤独的家)
認知症の方の家(忘不了的家)
パーキンソン病・認知症・脳性まひの家族の住まい(足不出戸家)
FSHD顔面肩甲上腕型筋ジストロフィーの方の家(相互依隈的家)
脊髄性筋委縮症の方の家(打开心门的家) 等、
様々な症例の方の住まいに取り組みました。
認知症の方の家(忘不了的家)では、認知症を患う80代の⺟親の徘徊や暴力に悩むご家族のお家をリフォームしました。(この回に感銘を受けた番組のファンの方が、コロナ禍のマスク不足の時期に中国からマスクを3万枚贈ってくださり、仙台市老人福祉施設協議会へ寄贈しています)
もちろん、私たちは医療従事者ではありません。でも、建築の見地から寄り添うことができるはず。
住まいは、その建て主さんとご家族が一番⻑く過ごす場所なのだから。
私たちはそう信じて取り組んでいます。