この家の敷地は南北に細長く、また密集地の為、1階部分への採光が課題でした。そこで、2階のサンルームの床にファイバーグレーチングとポリカーボネート板を敷き、光を導いています。
2階のトップライトや窓から集められた光は、ファイバーグレーチングを通して、1階のLDにそして北側に位置する母親の部屋へと注がれていきます。
この家があるのは東北の山形です。
山形市は周りが山々に囲まれた盆地のため、夏は蒸し暑く、冬は寒く雪がたくさん降る地域です。そのような気候に合った家造りが必要でした。
建て主さんからの要望にも、通気性の良い家造り、雪対策のなされた家造りが挙げられました。
・通気性の良い家造り
~大きな窓~
光を取り込んでくれる東側の大きな窓は、家の通気性も良くしてくれます。
・雪対策がなされた家造り
~玄関の屋根~
玄関入り口に屋根を設け、玄関前の積雪を防ぎ、除雪作業の手間を省く配慮がされています。
・暖房対策がなされた家造り
ここは、寒冷多雪地であることから、駐車場に電気式ロードヒーティングを埋設しています。
また、蓄熱式電気暖房機を1階・2階に1台ずつ設置し、電気温水器置場を乾燥室に利用できるよう考慮しています。
所在地 | 山形県山形市 |
構造・面積 | 木造2階建 131.89㎡ |
仕様 | オール電化住宅 |
施工 | 建て主さん直営によるCM分離発注 |