白と木のコントラストが印象的な外観は、家族の明るさを象徴しています。白を基調とする中で、奥様のご実家の趣きを取り入れた下見板張りの木製外壁を施しています。
玄関ホールからリビングに至る建具に中空ポリカ入りの引き込み戸を使用しているのも、奥様の住まいに対する原風景に基づいています。
この家で一番長く過ごすお母様の居心地の良さ、そして将来、ご主人のご両親も同居する可能性があったため、お互いが気を使わずに済む配慮も必要でした。
眺望の優れた西側に家族の集まるリビング・ダイニング、東側にお母様の和室を配し、リビングからの続き間である客間は、将来のご両親の部屋となることを想定し、その襖には防音対策を施しています。
週3冊ペースで増え続けるという書籍の収納と打合せ・研究のための書斎は、2階北東部にあります。壁面本棚2面とスクリーンを備え、机の配置を変えながらフレキシブルに利用されています。
また、書斎のトップライト兼屋根点検口から登る屋根には、風力発電機を設置する予定です。
2階北西部のインナーバルコニーからの眺望が、この家の一番の絶景です。ハンモック・露天風呂等を設え、家族の癒しの空間になっています。
家族構成の変化等、今後起こり得る変化に柔軟に対応出来るように、内部の間仕切りを撤去し易い構造(木造スケルトン・インフィル)としています。
まだ幼いお子さん達のプレイルームは、今は仕切ることなく広がっていますが、将来、可動収納によって仕切ることもできます。
所在地 | 宮城県仙台市 |
構造・面積 | 木造2階建 164.37㎡ |
施工 | 建て主さん直営によるCM分離発注 |