国内プロジェクト

Y邸~光の家~

部屋いっぱいに太陽光が降りそそぐ

日々の生活に彩りを添え、新鮮な毎日を送りたい。

仙台市から南に約20km、亘理町に建つ光の家は、既存の家屋に増築したものである。
母親と息子家族が住んでいた家屋は、寝起きするには十分な広さと部屋数があったが、できることなら日々の生活に彩りを添え、新鮮な毎日を送りたい。そんな空間ができないものか。ご主人は思った。

増築の設計を依頼された本間さんは、まず、既存の家屋を詳細に調査した。日々の生活スタイル、それぞれの部屋の使い方、家族の触れあう場などを。
増築することで、母親が既存の家屋で、ひとりぼっちにならないような計画にしたいと思ったからである。

ご主人は、CD、DVD、VTR、LP、書籍を膨大に所蔵していた。これらの新たな収蔵、閲覧スペースは増築部分に欠かせない条件だ。
本間さんは、既存家屋と増築部分を畳コーナーで柔らかくつなぎ、3世代のコミュニティーとプライバシーの両立を図ろうと、増築部分を南に大きく解放するプランを考えた。

部屋の中に燦々と降りそそぐ太陽光。朝の光、昼の光、そして夕方の茜色の空。ここに来れば、家族みんなが季節を感じ、伸びやかに過ごせるように。
季節によって、部屋に入る直射日光にも配慮した。軒の出を1.8mと深くしたのは、冬の日光をふんだんに取り入れ、夏は日差しを防ぐためである。

ご主人の趣味のスペースも忘れてはいなかった。ハシゴで上がるロフトスペースは、ちょっとした隠れ家の気分。ここで音楽を聴き、読書を楽しむ。
家族の共有スペースから庭へと続く第2のアプローチは、近隣の人たちを誘うコミュニティーの空間でもある。

【左】オーディオスペース/膨大な量のメディアを収納閲覧できる壁面収納 【右】小屋裏収納/暫し、隠れ家気分。

【左】畳コーナー/既存部分と柔らかくつなぐ。 【右】突き抜ける2本の梁/内外の庭をつなぎ、パーゴラへと続く。

【左】配置平面図 【右】外観

プロジェクト概要

家族構成 夫婦 子供3人 母親
建築場所 宮城県亘理町
敷地面積 1087.21㎡(328.88坪)
延床面積 120.94㎡(36.58坪)
構造 木造2階建(在来工法)
断熱材 アイシネンフォーム
外部建具 アルミ断熱サッシ(一部Lo-E)
竣工年月 2003年3月
関連 「イエヒト 2007.12月号」より転載

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