これは、ABC朝日放送 『大改造!!劇的ビフォーアフター』 (2002/12/8 ONAIR)にて放送されたリフォーム案件です。
かつては、亡くなったご主人とギフトショップを営まれていました。
ここ登米町は、杉と玄晶石の産地。アプローチに面した和室は、近所のお友達が集えるコミュニティスペースとして位置づけています。
ところ狭しと荷物が山積みされた旧店舗部分を・・・
玄関ホールにリフォームしました。道路から内部までスロープを設けてフラットアクセスにしています。
膝の悪いお母さんのために、ベンチ型下駄箱を設けています。
奥にも見えますが、不自然な段差が多い家でした。店舗から続く客間部分が・・・
ダイニングキッチンになりました。
ここの手前には道路に面した和室があります。
古隣家の屋根がぴったりくっつき、光の閉ざされた状態だったこの場所に・・・
古井戸を発見・再生し、光庭をつくりました。
手前に見えるつくばいは、先代のお母さんの大切にしていた水瓶を再利用しました。
お母さんが一番喜んでくれたのは、この土の中庭でした。
今まであんなに広く長い家だったのに、土と触れ合える場所が全く無かったからです。
長い家・・・
そこには、独りになった母の家というもうひとつのテーマがありました。
それは、これからの高齢社会を背景に、増え続けていくであろう独居老人の住まいの在り方を問うものでした。
所在地 | 宮城県登米市 |
構造・面積 | 鉄骨造2階建 119.23㎡ |
施工 | 株式会社片倉工務店 |