CM選奨2017を受賞しました。
これは、東日本大震災で被災した森郷キャンプ場の再建計画の第Ⅰ期工事で、運営される利府キリスト教会様の礼拝堂の再建です。
既存の礼拝堂にはキャンプ場の本館・別館がつながっていましたが、大震災で損傷し、解体せざるを得ませんでした。
山の尾根に建つ丘の上の教会は、人々の心のよりどころ。再生の第一歩として、まず礼拝堂の再建が行われました。
既存の通路を利用しアプローチとしました。
南庭を人々が集うホワイエとし、憩いの空間となるよう計画しています。
ステージ両脇の収納は、壁を斜めに設置し正面性を表しています。
礼拝の際、この壁にプロジェクターの映像を投影するため、プロジェクター用クロスを貼っています。
寄棟の天井をアッパーライトで照らし、柔らかな光が降り注ぎます。
照明計画は、クラスルーム、聖書の勉強、レクレーション、バンド演奏等、様々な用途に対応する必要がありました。
木に埋め込んだライティングレールに設置されたスポットライトが、それぞれのシーンに対応します。
2015年6月27日。
礼拝堂の再建を祝い、感謝礼拝が行われました。
所在地 | 宮城県利府町 |
構造・面積 | 鉄骨造平屋建 160.03㎡ |
施工 | 建て主さん直営によるCM分離発注 |