
計画地は、国道4号線から北西方向につながる道路に面しています。
隣接するクリニックから、患者さんのほとんどが徒歩でいらっしゃるため、前面道路側に建物を配置しました。
『省エネルギー』と『次世代型薬局』がコンセプト。
大きくひし形に斜めに削り取られて見える部分は、2階のスタッフルームです。その屋根面にソーラーパネルを設置しています。
太陽光発電の発電効率を上げるために、真南に軸線を振り、30度の勾配屋根としています。

【左】待合ラウンジ/右奥の扉の向こうはキッズルーム 【右】調剤室
人工照明に頼らなくても、一定の明るさを確保できるように、大きな窓とトップライト(天窓)を分散配置しました。
閉鎖的な従来の調剤薬局とは異なり、待合室の開口部を3面に大きくとり、自然光のみで明るい開放的な空間にしました。
開口部が大きいと断熱性能に影響しますが、建具を断熱性能K2仕様とし、またLowEガラスの採用により、高い断熱性能との両立を図りました。
自然光をふんだんに取り入れ、冷暖房以外の電力は太陽光発電でまかなえる計算です。

【左】受付カウンター・投薬カウンター・テーブルカウンター 【右】待合ラウンジより多目的コーナーと風除室を見る
役所や銀行のように長椅子を並列配置するのではなく、ソファが設置できるように広めにレイアウトしています。
また、ファストフードのカウンターのように窓一面に設けたカウンターから外を眺められるようにしました。
空港ラウンジのように待つことが苦にならない、ゆったりとくつろげる空間を目指しました。

窓一面に設けたカウンター

【左】薬歴庫 【右】2階 スタッフ休憩室

【左】北東外観/スタッフ通用口 【右】西側外観夜景

【左】アプローチ 【中】風除室 【右】多目的コーナー
風除室の入り口は2ヶ所あり、突き当りは多目的コーナー入り口で、右側は待合ラウンジへの自動ドアです。
多目的コーナーは、インフルエンザ等の患者さんの待合スペースで、風除室から直接出入りできます。
インフルエンザ等の流行時以外は、開け放して待合室を拡張できます。

【左】多目的コーナー 【中】受付・投薬カウンター/トップライトを設けている 【右】キッズルーム
| 所在地 | 宮城県 |
| 構造・面積 | 鉄骨造2階建 174.85㎡ |
| 施工 | 共栄ハウジング株式会社 |