いつか、この暮らしが大きく変わる時が来る・・・。家を新築する際にそう考えるケースは稀かもしれません。
やがて訪れるであろう周辺環境の変化、そして家族の変化・・・
その何れにもとらわれないかたちとしてこの家はスケルトン&インフィル方式で計画しました。
内部建具はFRP。間仕切壁も内部建具と同じ素材を使用しています。
異なるエレメントに同質の素材を用いることによって精神性を持たせることを意図しています。
ロトンダより射し込む光が玄関ホール・1階リビングまで導かれます。
強化ガラスを通して光の筒はいっそう大きく明るいものになります。
いわゆる特殊工法には、したくありませんでした。
普通の大工さんでも簡単に施工できるものにする・・・そんな汎用性を持った木造SIがこの家のテーマなのです。
柱・梁・壁パネルといった外周部と床から構成されるスケルトン以外は、一本の柱も持たない空洞の空間が、そこにあります。
それは、この家が時も人も選ばないプラットフォームで在り続けることを意味しています。
所在地 | 宮城県仙台市 |
構造・面積 | 木造2階建 127.52㎡ |
施工 | 建て主さん直営によるCM分離発注 |